性感染症である梅毒の感染者が昨年度比で2倍も増加しているそうです。そこで今回は妊娠中の妊婦さん向けに検査方法や陽性だった場合の赤ちゃん出産への影響や発育の影響について記事をまとめました。それではご覧ください。

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梅毒とは?

梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマによって感染する性病の事を言います。最も多い一次感染経路は性行為ですが、母子感染による先天性梅毒と言った症状も存在しています。江戸時代には効果的な薬は存在しなかったため、感染するといずれは死んでしまうという非常に恐れられていた病気の一種でした。しかし今はペニシリンという抗生物質が開発されたため梅毒は治癒できる病気となりました。

梅毒の感染力は強く、なんと性行為だけではなくキスをしただけで感染してしまうこともあります。これは病原体である梅毒トレポネーマが口の中にも感染することがあるからと言われています。HIVと違い、コンドームをしていたから大丈夫という考えが通用しないということですね。

江戸時代に恐れられていた病気「梅毒」。戦後にペニシリンが開発されてからは落ち着いたかのように見えましたが近年感染者が増加しています。感染力は強く、母子感染で赤ちゃんにも影響が出てしまう恐ろしい病気なので妊婦の方は必ず検査するようにしましょう。先にも述べたように、梅毒は性行為だけではなくキスするだけでも感染する恐れがあります。一人目を出産するときに検査で陰性だったから大丈夫という事はないかもしれません。非常に言いづらいいのですが、旦那様がもしも軽い気持ちで他の女性と浮気をし、キスをしただけでも感染し、妊婦の身体はもちろん、赤ちゃんにまで影響が及ぶ可能性があるのです。また、梅毒に感染し病変部分があると、HIV(エイズウイルス)などにも感染しやすくなると言われています。万が一梅毒に感染してしまった場合はHIVの検査もすることをおすすめします。

 

梅毒の症状は?

梅毒ん症状

梅毒の症状は感染後、時間に応じて4段階に変化していきます。

第一期(感染後3週間):まず感染した箇所(皮膚や粘膜)にしこりが生じます。そしてそのしこりは中心部が硬く盛り上がるように成長します。

第ニ期(感染後約3ヶ月):梅毒の病原菌が血液を通じて全身に広がっていきます。この頃から具体的に身体に変化が訪れます。例えば、発熱や疲労感、食欲不振による体重減少が見られるようになります。また、円形のあざが顔や手足に表れるようになり湿疹や脱毛といった症状が出てきます。

第三期(感染後約3年以上):この頃になるとゴム腫というゴムのように柔らかい腫瘍が皮膚に出てきます。

第四期(感染後約10年以上):第四期までなると、皮膚だけではなく心臓や血管、脊髄、脳にまで進行してしまうようになります。ここまでくると歩行も困難になってしまい、最悪死に至ってしまうこともあるそうです。ただ、ペニシリンが開発されたおかげで現在はここまで進行することは殆ど無いと言われています。

実際に画像を検索すると、顔面や性器が大きくただれてしまいとても見ていられない症状になってしまっていました。本当に昔の人にとっては致命的な病気であったと言えます。ペニシリンが開発されたからと言って安心して、または怖くて検査に行かないとゴム腫が出てしまい最悪皮膚に後が残るとも言われています。顔面に腫瘍が表れることもあるようなのでペニシリンがあるとはいえ現代においてもとても怖い病気ですよね。

 

妊婦さんが妊娠中に行う梅毒の検査方法について

梅毒 検査

妊娠中の梅毒の検査は妊娠初期である4週から12週目に行う血液検査で結果が判明します。万が一陽性反応が出てしまった場合は、その後精密検査を行います。その後は長期に渡りペニシリン等の抗生物質を投与し治療を進めます。妊娠中に抗生物質等を投与することは母親としては決していい気分にはなりませんよね。大切な赤ちゃんを守るためにもしっかりと予防対策をしたいですね。また、心配な方は妊娠後期であっても再度血液検査を申し出て再検査することも出来ます。潜伏期間もあるので不安な方は数回に分けて検査をするほうが良いでしょう。そもそもですが、母親が予防対策を講じていても旦那様の意識が低ければ元も子もありません。旦那様にも梅毒は検査で分かる事をしっかり伝え、浮気したことが後でバレることを教えてあげましょう!そうすれば旦那様も梅毒に対して関心をもってくれるはずです。

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梅毒の母子感染。先天性梅毒の恐怖

梅毒 赤ちゃんへの影響

妊婦さんが梅毒に感染してしまっていた場合、胎盤を通して胎児に影響を与えてしまいます。万が一梅毒に感染していた場合、流産、早産になってしまうと言われており、また、死産してしまったり産後すぐに死亡してしまう確率が約40%もあると言われています。そして妊娠34週を過ぎた後に梅毒の治療をしたとしても生まれてくる赤ちゃんの40%~70%が感染しているとも言われています。こうやって見てみると胎児への影響はかなり大き言えますね。何度も言いますが、まずは夫婦で梅毒の症状と胎児への影響を理解し、予防や検査をしっかり行う重要性が分かりました。すこしでも思い当たるフシがあるのであれば、すぐにでも血液検査に行ってみてください。梅毒の検査は性病科、泌尿器科、産婦人科、皮膚科で行えます。彼氏や旦那様と一緒に行かれることをおすすめ致します。

 

梅毒のまとめ

・梅毒は性行為だけではなくキスだけでも感染してしまう。

・母親が梅毒に感染していると母子感染で赤ちゃんに感染してしまう。

・梅毒に感染しているとHIVにも感染しやすくなる。

・顔面が大きくただれとても見ていられない症状になってしまう。

・皮膚に後が残ってしまう。

・治療を放置した場合、最悪死に至る可能性がある。

・梅毒は血液検査によって陽性陰性のチェックが行える。

・梅毒の検査は性病科、泌尿器科、産婦人科、皮膚科で行える。

・妊婦さんが梅毒に感染してしまっていた場合、胎盤を通して胎児に影響を与えてしまう。

・妊婦が梅毒に感染すると早産や流産といったリスクが生じる。

・死産してしまったり産後すぐに死亡してしまう確率が約40%もあると言われている。

・妊娠34週を過ぎた後に梅毒の治療をしたとしても生まれてくる赤ちゃんの40%~70%が感染しているとも言われている。

 

今日は最近ニュースで話題になっている梅毒の妊婦と赤ちゃんに与える影響についてリサーチいたしました。このように性病の中でも最恐の梅毒。時間が経てば経つほど影響が大きくなってしまいます。大切な赤ちゃんを守るためにも今日から旦那様と話し合いをし、心配である場合は、すぐにでも血液検査を行ってください。無事に元気な赤ちゃんが産まれてくることを願っております。

 

それではまた、ちくわでした。

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