シンゴジラのラストシーンの尻尾の正体と意味は？人型や人影の秘密はボートから身投げした人？

シン・ゴジラは2016念の7月に公開され、エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明さんが監督になったことで話題を呼びました。

特撮映画であるものの政治家と官僚、国と国の関係などがリアルに描写されており、子供から大人まで楽しめる作品と言えるでしょう。

そんなシン・ゴジラですが、ラストのシーンで謎が残されたままエンディングに突入します。

果たして、ラストシーンのあの尻尾の意味は何なのでしょうか？これは続編を示唆しているのでしょうか？

今回はシン・ゴジラのラストシーンの尻尾の意味と続編や気になる海外の反応を紹介します。

そもそもゴジラとは何者なのか？

ゴジラはシリーズ1作目の中で、海棲爬虫類から陸上獣類に進化しようとする中間型の生物と言われています。

その生物がビキニ環礁の原子爆弾研究で被爆しゴジラの姿に変貌したと説明されました。
しかし、平成のゴジラシリーズではゴジラの元となったとされるゴジラザウルスという恐竜が登場しています。

流れを整理して推測されるのは、もともと個体として存在したゴジラザウルスという恐竜が核実験で被爆しゴジラに変貌したと考えられます。

つまり、恐竜が核により変貌した姿がゴジラであると言えるでしょう。

ちなみに漢字では呉爾羅（ゴジラ）と表記されています。

ゴジラの目的は？

ゴジラはシリーズ1作目で核実験で安住の土地を追われ出現したのではないかと説明されていました。
シリーズ1作目は1954年に公開されたので時代背景的には説明がつきますね。

ではシン・ゴジラでのゴジラの目的は何なのでしょうか？

ゴジラは原子力発電所を目指していた等の説も散見されますが、「災害と同じで特に目的はない説」が有力だとされています。

劇中でゴジラは人を捕食するシーンなどもないので腹を満たすために上陸したというわけではなさそうです。

偶然、東京湾に出現し東京方面を進行し、その最中に街が破壊されてしまったと一説では語られています。

ゴジラの各形態について

ゴジラは劇中でも進化を遂げていました。進化したそれぞれの形態を見ていきましょう。

第1形態

第一形態はまだオタマジャクシのような姿でラブカ（深海鮫）がモデルになっていると言われています。

第2形態

第二形態では陸上で対応ができるため魚類から両生類へと変化した姿になります。

この形態ではまだ手が未発達で、エラも残っており、地面を這って移動する特徴があります。

劇中でもエラから液体を放出させながら地面を這っていましたね。

第3形態

第三形態でようやく手が生え、両生類から爬虫類へと変化します。

脚も発達し二足で立ち上がることができるようになった姿です。

第4形態

いわゆる「ゴジラ」の姿です。

体内にある冷却機能を進化させ陸上環境に適応をしました。

全長は333ｍであるとされています。

ラストシーンの尻尾の意味とは

さて本題であるラストシーンの尻尾について見ていきましょう。

ラストシーンでは尻尾から”人形の何か”が分裂しているように見えましたよね。

これはいよいよ「第5形態」へ進化していることを意味していると考えられます。

劇中でゴジラは血液凝固剤により活動を停止しただけであり、死亡したとは説明されていません。

つまり、活動停止しているものの着実に第5形態に進化をしているという描写だと言えるでしょう。

一説によるとゴジラの第5形態は人型であり、分裂した人形個体が増殖すると言われています。

エンディングを迎えたものの、ゴジラはまだ進化を続けているということがラストシーンの尻尾に込められていると考えられます。

シン・ゴジラの続編

残念ながら2018年12月段階では続編の一報はありません。

ただ、続編を予兆させるかのようなエンディングだったため水面下で計画は進められているかもしれません。

しかしながら、庵野秀明監督は上映舞台挨拶の際に同作の続編に対して質問されたところ、「僕が決めることじゃない。」「僕はもういい」と発言されました。

続編があったとしても監督が変わって映画が制作されるかもしれませんね。

海外の反応

IMDbの評価を見てみると星10のうち6.7とそこそこの評価を得ています。

評価を見てみると怪獣映画好き、災害映画好きな方が評価をしているように感じました。

しかし低評価を見てみると「話が長い」「会議シーンばかり」「ゴジラらしさがなかった」との評価があり、ゴジラ映画好きな人やアクションを期待していた人には少し物足りなかったのかもしれませんね。

【個人的感想】役者の演技・演出について

これは一つの意見ですが、全体的に演出がオーバーなため観ていて演技が不自然に感じてしまいました。

また、一人ひとりが順々にセリフを言うのにも違和感を感じました。

これがアニメならその演出がハマっていたのかもわかりませんが、私には気になって内容が入ってきませんでした。

とは言え、映画としては楽しめたので続編には期待したいです。

まとめ

それでは「シン・ゴジラ」ラストの尻尾の意味は？続編や海外の反応も紹介のまとめです。

・個体として存在したゴジラザウルスという恐竜が核実験で被爆しゴジラに変貌したと考えられる
・ゴジラが東京に上陸した目的は「偶然的」であるという説が有力か
・劇中で登場したゴジラは第4形態でありラストシーンは「第5形態」へ進化していると考えられる
・現時点で続編のニュースはなく、庵野秀明監督も続編に消極的
・海外ではそこそこの評価を得ているが、爽快感を感じられなかったという評価もあった