2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムがA案の組市松文に決定しました。4作品の中から決まったエンブレムのコンセプトとデザイナーである野老朝雄氏が込めた意味はどんなものなのでしょうか?野老朝雄氏のプロフィールや過去の作品等に注目が集まっていますが、なにこれでは制作者のエンブレムに込められた意図を考察していきます。では参りましょう!

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東京オリンピックの新エンブレム決定!デザイナーの野老朝雄氏とは?

野老朝雄

まずは野老朝雄氏の概略をみてみましょう。

1969年新宿区生まれ。東京造形大学で建築を専攻後、ロンドンのAAスクールに留学し江頭慎に師事。911以降「繋げる」をテーマに、単純な原理に基づき定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作をはじめる。これまでに建築家、デザイナーとの恊働で多くのプロジェクトに参加し、「MOTアニュアル2010:装飾」(東京都現代美術館)の展示作家に選ばれるなど美術、建築、デザイン(ファッション、ジュエリー等)の境界領域での横断的制作活動を続けている。2012年工学院大学125周年記念総合教育棟ファサードデザイン(設計:千葉学建築計画事務所)を担当。武蔵野美術大学非常勤講師(2003年〜)。出典:academyhills

なるほど、9.11以降「繋げる」をテーマにした「紋と模様」の制作をされていたのですね。まさにオリンピックという、スポーツで世界を繋げるためのエンブレムというのは野老さんの得意とされている領域だったのかもしれませんね。

それに「美術」「建築」「ファッション、ジュエリーデザイン」とかなり幅広く活動をされているのでその経験値も人並みを超えたものをお持ちだと考えられます。また、武蔵野美術大学では非常勤講師というお立場でもあり、日本のデザイン業界でもそうとう力を持っているかたですね。もともとは建築選考の方のようですので、今後の建築物での作品も見てみたいと思います。

新エンブレム組市松文の「市松模様」とは何か?

市松模様とは格子模様の一種です。異なる2色の正方形を互い違いに並べたものがそれえす。チェッカーとも呼ばれF1等のレースの旗なんかが市松模様として典型的ですよね。あとはちょっと前の時代のアメリカっぽいイメージもあります。海外のデザインイメージもありますが、その名前のとおり日本でも古くから使われていたデザインなんです。古くは古墳時代のハニワの服装や染織物にも見られていて実は古来から使われているんですよね。例えば、浴衣や畳の柄にも使われていますよね。そういう意味ではすごく和柄なのだと思います。

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東京オリンピックの新エンブレムのコンセプトや込められた意味は?

東京オリンピック新エンブレムに込められたコンセプトや意味とは?

では、野老さんはどういうコンセプトで、そしてどんな意味を込めて市松模様のデザインに仕上げたのでしょうか?

日本古来より伝わる伝統的な市松模様を、日本の伝統食である藍色で染めて「純日本らしさ」を表現されたと言われています。また、野老さんのテーマである「繋げる」を表現するかのように「国」「文化」「思想」という3つの意味を3種類の四角形に組み合わせて円で繋げました。ここにはオリンピックのテーマでもある「多様性と調和」がコンセプトだったんですね。また、野老朝雄氏は「江戸小紋のような潔い表現がしたかった。夏の大会なので、涼しげな色がいいのではと思った」と語られています。その潔い表現というのがオリンピックでいうスポーツマンシップに則っているのが選考委員会の決め手になったのではないかと思われます。

「東京オリンピックの新エンブレム決定!そのコンセプトと意味は?」のまとめ

こればかりは選ぶ側の趣味が影響すると思います。皆さんはA~Dの中であればどれが好きでしたか?A案以外はデザインの色使いが似ていましたよね。A案だけ単色でいて抽象的でしたので目立っていましたね。そもそももう少し絞込の段階でバランスよく選べなかったのでしょうか。ちなみにYahoo!の意識調査では今回選ばれたA案の組市松文は最低票だったんですよね。こういった民意は反映されていたのでしょうか?直接プレゼンテーションの場があったのであればプレゼン力も問われそうですね。いずにせよ東京オリンピックのエンブレムは決定したわけですので前回のような盗作疑惑が起こらないことを願い、東京オリンピックが成功することを切に願います。

 

今日は東京オリンピックの新エンブレムに込められたコンセプトや意味を調べました。

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それではまた、ちくわでした。

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